ニキビや吹き出物が出来た後はほくろになる？

こんにちは。

みなさんは、ニキビや吹き出物が出来た時、

そこに黒いぽつんとしたほくろのようなものが残る事がありますか？

ニキビや吹き出物は、手で触ったりスキンケアをしっかりしていないと

悪化することはよくありますが、

そのほくろのようなものは、ほくろではなく、別物の可能性が高いのです。

今回は、ほくろとニキビや吹き出物の関連性をご紹介します。

ニキビや吹き出物の後に出来るほくろのようなものとは？

単刀直入に言うと、

ニキビや吹き出物の後に出来た黒い物は、ほくろではなくニキビ痕になります。

ニキビ痕は、肌表面に残ったニキビや吹き出物の色素が沈着して、

シミになった部分がほくろのように見えるので、ほくろとは無関係です。


ニキビや吹き出物は、メラノサイトと呼ばれる物質が分泌されることにより徐々に治っていくのですが、

肌の再生が上手く行かないと、ニキビの周りに溜まったメラニン色素が、

紫外線の影響を受けて黒ずむことがあるのです。

また、細胞が余分に作られ、ほくろのように盛り上がることも原因です。

ほくろとニキビや吹き出物の痕の違いとは

ほくろと呼ばれる部分は、「メラニンの色素を作る細胞が集まった状態」になります。

ニキビ痕はメラニンの色素が蓄積したものですが、

ほくろの場合、メラニンの色素を作る前の細胞が集まっているだけなので、

ニキビや吹き出物にはなりません。

ですが、ほくろとニキビや吹き出物の痕は、

他人からは同じように見えることもありますので、

ニキビ痕が出来ても、放置していいことにはならないのでご注意下さい。 

ニキビや吹き出物と似ているほくろっぽいニキビ痕の消し方

ニキビ痕がどうしても気になる方は、やはり皮膚科に行って処置してもらうことをお勧めします。

セルフケアでは、悪化して残ったニキビ痕を治すのはとても難しいです。

専門の知識と治療が出来、失敗してしまったあとのことを考えると、やはりプロに頼むことが一番です。


皮膚科では様々なやり方があり、

・ビタミンＣなどが入った薬を、肌に直接塗る

・レーザーを当てて皮膚の奥深くまで治療する

・ピーリングをして、不要な角質を除去する

などの方法が存在します。


ビタミンやハイドロキノン、トレチノインと呼ばれる成分がたっぷり入った薬を肌に塗ることで、

ニキビ痕のボコボコした肌に栄養が行き渡り、肌を綺麗にしてくれます。

洗顔のあとに患部に塗るのが基本ですが、処方されたものを塗るだけなので、

定期的な通院は行わずに済むのが良いところです。

ですが、毎日しっかり塗らないと治療効果は出ませんので、地道な継続が必要です。


レーザーは、ニキビ痕に直接当てることで、

細胞が肌を作る真皮層という深い部分にダイレクトに届きます。

セルフケアでは絶対に出来ない治療ですので、どんなに頑固なニキビ痕でも再生してくれます。

しかし、保険適用外なので、お金がかかってしまうことがデメリットです。


また、ケミカルピーリングは、酸性の薬を肌に塗って、角質を落とす方法です。

肌につやが戻り、綺麗な肌への再生を手伝ってくれるので、

ニキビ痕にはもちろん、新しいニキビや吹き出物の予防にもなります。

こちらも保険適用内ですが、１０回分１セットの場合が多く、施術費も１回約１万程度かかるので、

通院の時間と手間がかかるのがデメリットです。

ここまで読んでいても、どうしてもセルフケアでニキビ痕を薄くしたいという場合は、

男性向けの美白化粧品を使用したり、保湿をきちんと行うことや、

食生活を見直してビタミンの多いものを積極的に食べたり、

睡眠時間を多めにとり、肌の再生を促進させることが重要です。

ほくろのようなニキビや吹き出物の痕を作らない方法とは

ニキビや吹き出物の悪化を防ぐには、

・スキンケアを怠らない

・紫外線を出来るだけ避ける

・手でこすらない・触らない

ことが重要です。


肌の代謝がよくなると、古い角質が剥がれていき、新しい綺麗な肌に生まれ変わります。

ニキビ痕には、日々の健康的な生活の見直しがカギです。

外側からは、スキンケアや保湿をし、内側からは運動や睡眠、食生活の見直しによって、

ニキビ痕の改善だけでなく、健康な体も手に入ります。


紫外線はある程度浴びることは大事ですが、

浴びすぎるとメラニンの増殖に繋がり、ニキビや吹き出物を悪化させます。

女性より意識が薄い男性は、あまり紫外線のことを考えない人も多いかもしれませんが、

普段から帽子やサングラス、紫外線を防ぐメガネや日焼け止めクリームなどを使用し、

なるべく肌の露出をさけるようにしましょう。


そして、手で触ったり刺激を与えるとニキビ痕は治りにくくなります。

洗顔の際に気合を入れてゴシゴシと洗ったり、一日に何度も洗顔を行うのもＮＧです。

ニキビや吹き出物がある箇所は、肌はデリケートになっています。

洗顔の際は、優しく指の腹で撫でるようにし、洗顔後もしっかりと保湿をしましょう。

まとめ

ほくろは黒くて目立つ存在ですが、ニキビや吹き出物がほくろになることはありません。

しかし、ニキビ痕の場合は、適切な治療やケアを行えば、ほくろのような痕は目立たなくなります。

痕が出来てしまったと諦める前に、手を尽くすことが大事です。